ボール盤の振動を床に伝わりにくくするために、テニスボールを利用した制振脚をsnapmakerで出力しました。
技術としては、防音室に使われる「浮き床」と言われる部類に入ります。ちゃんと設計しようとすると、振動周波数や、重量などを考慮してダンパーを選ぶのですが、今回は、手軽さ優先でテニスボールを利用します。
使用した3DCADはshapr3D。スケッチからすぐにモデルを作れる素晴らしいソフトです。

テニスボールを半分程度包み込むようなモデルを作成。

早速、出力します。こういった対象に合わせた形状を簡単に出力できるのが3Dプリンターの良いところ。手作業や、旋盤でこういった形状を作ることはできますが、手間がかかります。

中央部でねじ止めできます。

テニスボールをはめた状態。

ボール盤台に取り付けました。

取り付け部のアップ。これで今までより床に振動が伝わりにくくなりました。
左側のテニスボールが重さで潰れてるように見えますが、写真の歪みです。